大学時代に自宅のリフォーム工事を見て、面白そうな仕事だなと感じ、就職活動は建築・住宅業界を志望しました。その時に親会社のケイミューを紹介されたのですが、より現場に近い仕事がしたいとケイミューホームテックに入社。周囲からは、建築業界、特に現場は、「男性社会で女性が働くのは大変なのでは」と心配されましたが、それでもやってみたい気持ちが強く営業・施工管理職を希望しました。
確かに女性が少ない職場ですが、実際に働いてみると元請けハウスメーカーさんの担当も女性の方が多いのでやりにくさを感じたことはありません。工事前に元請け担当者・職人さん双方との打ち合わせをしっかりすることで、現場を円滑に進めることができます。
リフォームの場合、まずは、元請会社から、当社の専門分野である外壁や屋根のなどの工事依頼が入り、現地調査をして見積書を作成・提出します。工事受注となれば、実際に工事を行う施工会社や職方さん、それに必要な材料などを手配。施工開始日には現場を訪問し、元請担当者や職方さんと打ち合わせ――といった流れで、1日で終わる簡単な工事から外壁全体を入れ替える時などは、3週間から1ヵ月ほどかかります。
この仕事は、経験すればするほどに、仕事に関わる人たちとのコミュニケーションが、かなり大事になると感じますね。私たち施工管理は、自分で工事するわけではなく、現場で作業するのは職方さんたち。1人でできることには限りがあり、職方さんや先輩・同僚の協力を得ないと遂行できない業務も多いため、計画通り工事が進むよう、職方さんへの連絡や材料の受発注などは、優先順位を決めて早め早めに行うよう心がけています。
ある現場で、足場解体予定日の直前に足場屋さんが倒産。別の足場屋さんを探すも、私の知っている会社だけでは限界でした。そんな時に助けてくれたのが、営業所の先輩方です。その先輩方の人脈から別の足場屋さんに依頼でき、無事スケジュール通りに足場解体が完了しました。これも、先輩方が日頃から職方さんとコミュニケーションを取り、信頼関係を築いてきたからできたことで、いざという時の人脈や交渉力に感心しました。何かあったら助け合おうという意識が強く、いつも周囲の人たちが助けてくれる職場です。
リフォームでは、外壁をはがしたら躯体が腐食していて急遽、大工さんを依頼したり、古い戸建では、現在の材料と規格が異なり、板金会社に頼んで部材を作るところから始めることもありました。現地調査で現場を見て、どんな材料でどのように工事すればきれいに仕上がるのか、そのアイデアが自分にはまだ足りないので、上司や先輩に相談して決めています。これからもっと経験を積んで、先輩方の手を借りなくても元請会社や施主さんに、自分の言葉できちんと工事概要を説明できるようになりたいです。
管理職の方も気軽に話しかけてくれるとてもフランクな職場であり、ベテランも若手も関係なく困った人がいれば、積極的に声をかけサポートしてくれます。何かトラブルが発生しても、みんなで協力して解決していこうという土壌があります。建築業界の中でもコンプライアンスの意識が高く、新人を大切に育てていこうと考えている会社だと思います。
私は建築系学部出身ではありませんが、1年間は先輩に付いてしっかり基礎から学べますし、男女関係なく活躍できる仕事です。コミュニケーション力が大切になりますが、私も入社前は人見知りで、この仕事を始めてから初対面の人とも気にせず話せるようになったので、心配ありません。興味がある方、ぜひ一緒に働きましょう!