施工管理はやってみると専門知識が必要で、かなり奥が深い仕事です。当初想像していた仕事とは異なりましたが、人と人とがうまく連携して、工事が完了するたびに喜びや面白みを感じています。高校まで野球をやっていたので、事務所でPCの前にずっと座って働くより、現場に出る施工管理のほうが、結果的に自分に合っていたと感じています。
とはいえ、大学は観光学部だったため住宅に関する知識は皆無で不安もありました。入社2ヵ月間の本社研修で、住宅関連の専門用語から、屋根の面積の出し方まで、建築の基本知識をしっかりと教わり、それが今の自分の基礎となっています。営業所配属後は、先輩に付いて現場を回りながら実践的に仕事を覚え、約1年で1人で現場を任されるようになりました。
現在は、主に新築の戸建住宅の屋根・外壁施工の管理をしています。営業・施工管理として担当しているのは、月15~20棟の依頼がある大手ハウスメーカー系建築会社を3社、他に月数棟の会社7社程度の工事です。
当社が担当する戸建住宅の屋根や外壁などの工事は、骨組みが出来上がっていればいつでもできる、というわけではありません。他の工事の進捗状況により、当社の工事が予定通りにできないといった場合には、職方さんにも迷惑がかかりますので、自分でも多いと思うくらい慎重に連絡や確認を取るよう心がけています。学生時代は電話で話すのは苦手でしたが、やはり電話が一番早いし確実。自分が段取りして、工程通りの納期で問題なく仕事を終えられ時の大きな達成感は、チームスポーツに似ているかもしれません。
入社前は「職方さんは怖い」という先入観もありましたが、みなさん優しくて、いい意味でイメージと違いました。職方さんと普段から積極的にコミュニケーションを取ることで、仕事もしやすくなりますので、現場には、10時、12時、15時の職方さんの休憩時間に合わせ訪問し、仕事の指示だけでなく、職方さんと雑談することも多いです。
新築は、規格や価格が決まっている分、定時で帰宅できる日が多く、今は3歳になる子どもの保育園の送り迎えもしています。周囲のスタッフも小さな子どもがいる私に配慮してくれて、子育てにも理解のある職場だと思います。
この仕事を5年経験して、自社の施工には詳しくなりましたが、戸建住宅全体の建築に関しては、まだまだ知識不足。工程を組む際にも、全体の施工知識は必要になりますし、日々教えられることばかり。それに、後輩に質問された時に、上手く説明できないこともまだあるので、もっと知識量を増やし、なんでも教えられるかっこいい先輩になりたいですね。
私の場合、施工管理職を積極的に目指したわけでないですが、やってみたら実は楽しい仕事だったという感じです。戸建住宅建築は、何年経験しても新しい事例が出てきたり、発見があったりと、成長し続けていけることにやりがいを感じます。今後は、もっと知識量を増やし、建築施工管理技士の資格も取得したいです。
困った時には助け合う風土があるのが当社の魅力。若手でも先輩や上司と気軽に話せる和やかな雰囲気があり、私自身、入社した時から先輩・上司、職方さんを含む多くの人たちにいつも助けられてきました。福利厚生も充実していて働きやすいですし、良い会社だと思います。ぜひ一緒に働いて成長していきましょう。